筆者がワノ国編について思ったことを書きなぐるだけのページ
批判の意図はありませんが、一部読む方が不快になる表現や解釈の不一致があるかもしれません
ご了承ください
ワノ国編完結に伴って現実でも様々な話題を呼んだ 「ワノ国編」
2018年からスタート
「そもそもの切欠がトラ男のドフラミンゴへの復讐」から始まって
・「ルフィの生き別れのもう一人の兄貴登場」
・「麦わら大船団が結成された」
・「突然サンジの出生が明らかになった」
・「その過程でビッグマム海賊団と喧嘩」
・「ロジャーの足取りが明らかに」
・「肝心の引きずり下ろす策は結局力づく」
大まかな事件をまとめるだけでも色々とありました
そんな十年の総決算とも言える「ワノ国編」を個人的な主観から語っていきたいと思います
- ◇ザックリ前総評
- ◇百獣海賊団
- ◇麦わらの一味
- ◇最悪の世代
- ◇ルフィとギア5
- ◇光月おでんという男
- ◇赤鞘九人男
◆主な話を章分けにして
最初にも触れましたがとにかく長い!
ワノ国の登場キャラクター一人一人にかけるドラマがとにかく多く、そのうえ敵側の登場キャラも多いので、いざ「鬼が島の決戦編」では数ページやっては次の場面、数ページやっては次の場面とあわただしい状況が続き見ていて非常に疲れる
そして恒例の過去回想編もシリーズ最長を誇る大ボリューム
これだけやってれば4年もかかったのも納得といったところ
この漫画に向かって「長い」というのはもはや「ゾロに向かって三刀流」と悪口を飛ばすような物
そんなワノ国編の細かい要素の一つ一つを見ていきたいと思う
◇カイドウ
世界最強の生物にして四皇ワノ国編のラスボス
創造神に尊厳を何度も破壊された男
ビッグマムもそうでしたが、世界最強に君臨する海賊の長だけあってどこかしら壊れている。もはや価値観から何まで常軌を逸した存在であると何より感じさせられました。
生まれながらの強者として生まれた故に故郷に政治利用の道具として扱われた生い立ち、戦い以外の生き方を知らない壮絶な人生でした
子供や実の子にも容赦のない残虐な性格でありつつ、強敵の戦いに飢えていた強者ゆえの孤独や空虚といった要素を併せ持ったキャラクターであり......
だけで終わらないのがこの漫画
ルフィを真の敵として認識し本領発揮した瞬間、見せるは作者直々の尊厳破壊「酒龍八卦」
「笑い上戸」「泣き上戸」など酒に酔った時に見せる癖を技にしていましたが、カイドウが次々に笑い出すわ、城が崩れたことで泣き出すなど性格が次々と変わっていき 挙句の果てに「やめてくれよ~ん♡」などと世界最強の面影もない「甘え上戸」には爆笑を通り越して憐れみを感じ戦慄したレベル......
カイドウという人間の本体はどこにあるのか、長い戦いや生い立ちが彼の精神に影響を与えてしまったのか、複雑なキャラクターであると感じました
◇キング
新世界編では多分初となるゾロが倒す二番手格にして剣士枠…だと思われるが、今イチ印象に残りにくかったというのが正直な感想鶏冠を限界まで引っ張り歯茎をむき出しにして引っ張った衝撃波を飛ばす必殺技の「貂自尊皇(テン・ブラウ・ドン)」 や「プテラノドンはこうやって狩りをしていた!」 (そんなわけあるか)覆面の下は普通にイケメンなどのインパクトはありましたが......
Mr.1戦のように彼に勝つことでゾロが今一度新たなステップへと踏み出した、明確に強くなったと言える説得力のある敵にしてほしかったというのが正直な印象です
「ルナーリア族\」という伏線がまだ残っているので再登場あるだろうか……?
◇クイーン
「モテすぎちゃうからあえて痩せない」が信条、痩せても多分モテなさそうな巨漢サンジが倒す三番手格。こちらはキングよりもキャラの方向がハッキリしており「部下の犠牲すら顧みない下衆なマッドサイエンティスト」という要素が強く描かれ、倒された時のスッキリ感。
自分のジェルマの血筋を乗り越えたサンジに倒される瞬間もよかったです
◇ジャック
最初に登場していた大看板「疑いだけでミンク族を纏めて滅ぼしかけるほどの毒ガスを躊躇なく使う冷酷な男」という百獣海賊団の恐ろしさを見せつけたキャラでしたが いざ上二人に紛れると妙ちくりんな必殺技を繰り出す二人に対して「真っ当にマンモスやってただけ」という些か埋もれてしまった印象いつ倒されたっけと思って読み返したらイヌアラシ公爵に倒されていた
◇飛び六胞
恒例の麦わらの一味が倒すために現れた幹部枠うるてぃとぺーたんが可愛かった以外に語るところがあまりない...